北大、安価な軽金属イオンを含む多孔性軽金属錯体の新規合成手法を開発
さらに、得られた多孔性軽金属錯体が細孔中に存在する溶媒分子を除去したあとも安定で、室温で二酸化炭素(CO2)とメタンの混合ガスからCO2を高選択的に分離できることを実証した。これまで明確な設計指針の下、中性有機配位子によって連結された多孔性軽金属錯体の合成例はなく、同合成手法が多孔性軽金属錯体の構造の多様化に有効であることが分かったとしている。
今後、開発された合成手法を用いて多様な構造をもつ材料合成を行うことにより、安価で安全な多孔性金属錯体の実用化が期待されるとコメントしている。