2015年2月5日 10:00
Lattice、ウェアラブル機器向けFPGAとして「iCE40 Ultra」の省電力版を発表
OTPをユーザーが書き込むことも「不可能ではない」(推奨はしていない)そうで、理由は? というと「数百万個のFPGAをミスなくお客様が書き込む、というのは非常に大変だから」(菅原氏)だそうだ。ちなみにこのOTP Shadow SRAMそのものはアプリケーションエンジニアからは不可視になっているそうだ。
パッケージもちょっと面白く、iCE40 Ultraでは36ballのWLCSPのみだが、iCE40 Ultra Liteでは16ballのWLCSPと36ball BGAの2種類で、この36ball BGAでは0.4mmピッチになっている。これは一部のお客様の中には、0.35mmピッチだと実装できない場合があったから、という事だそうだ。
iCE40 Ultra Liteは現在はES段階であり、量産は今年4月からを予定している。開発環境は、現状のiCEcube2は未対応で、Control Packを追加することでサポート可能という状態だが、4月の量産のタイミングでは正式にサポート予定との事だった。また価格はHigh Volume(数百万個単位)では50セント未満で、これはiCE40 Ultraと変わらない。