のうち、前期と同額だった1銘柄を除き、すべて増配となりました。
EIAによると、WTI原油先物価格は2015年1-3月期に底を打ち、その後、2016年にかけて上昇する見通しとなっています。しかしながら、供給過剰に対する警戒感は根強く、米原油在庫の動向やOPEC(石油輸出国機構)加盟国の要人の発言などを受け、原油は当面の間、値動きの荒い展開が想定されます。このようななか、MLPの価格も、引き続き、その煽りを受ける可能性は高いと考えられます。ただし、ここ数ヵ月の価格下落を受けMLPの配当利回りが魅力的な水準となるなか、決算発表などを通じて今後も安定的な配当成長見通しが維持されるようであれば、本来、原油価格の下落のマイナスの影響を受けにくいとされる貯蔵・輸送など「川中」に位置付けられるMLPを中心に、投資家の間で再評価の動きが拡がる可能性が考えられます。今後も、原油価格動向とともに、MLPの決算発表内容などにも注目が集まるとみられます。
(※上記は過去のものおよび予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)
(2015年2月5日 日興アセットマネジメント作成)
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