"まとめる"ことでお得な利用料とサービス向上を実現!! 話題の「ドコモ光」ってどんなサービス? (前編)
できるようになった。そこで、“他の事業者の中の1社”としてドコモがこれに参画。「ドコモ光パック」が実現した経緯がある。現在、携帯電話市場ではドコモやKDDI(au)の回線を借り受けたMVNO事業者が展開する”格安SIMサービス”が流行している。これをイメージすると、光回線を借り受けてドコモが展開する「ドコモ光」の構図が理解しやすいだろう。
光回線に加入していない、または他社サービス加入者のいわゆる新規はもちろんだが、ひとまず現在フレッツ光に加入している転用について見てみよう。フレッツ光の契約者数は全国で約1,900万世帯に上る。これは日本のFTTHアクセスサービス契約世帯の約70%に当たる。
一方、説明するまでもないがドコモは携帯電話の最大手キャリアである。このため、「ドコモ光」が社会に与える影響は非常に大きい。では実際、同サービスで通信料金が安くなる人はどのくらいいるのだろうか。光回線サービス契約者数は約2,600万世帯。このうちの73%に当たる約1,900万世帯がフレッツ光利用者だ。そして、このうちの45%がドコモの回線を1回線以上利用している。つまり約855万世帯が、「ドコモ光」によって支出額合計が安くなるという試算になる。