くらし情報『ExaScaler、Xeonプロセッサが搭載可能な液浸冷却システムなどを発表』

2015年2月24日 15:09

ExaScaler、Xeonプロセッサが搭載可能な液浸冷却システムなどを発表

ExaScaler、Xeonプロセッサが搭載可能な液浸冷却システムなどを発表
ExaScalerは2月23日、2014年9月に開発した第2世代液浸冷却槽と、同液浸冷却槽向けに開発したマザーボードキャリアボードCPUモジュールを用いたIntel製「XeonプロセッサE5-2600/4600 v3」が搭載可能な液浸冷却システム「ESLiC-8/16/32c」と、汎用GPGPUボードなどが搭載可能な液浸冷却システム「ESLiC-8/16/32g」を発表した。

同社の小規模液浸冷却HPCシステム「ExaScaler1.0」に使用した現行液浸冷却槽「ESLC-8」は、汎用の19インチ1Uブレードサーバを8台格納することが可能だが、空冷前提で作られている1Uブレードサーバは冷却用の空気の通路となる体積が大きく、液浸冷却の目的には高価な冷媒を冷却能力以上に大量に要する欠点があった。一方で、液浸冷却に特化したマザーボードなどを開発することで、同じ体積で4倍の実装密度を実現することが当初の実験結果から理解されていたため、体積密度を4倍に上げつつ、ノード当たりの冷媒単価を下げることが可能な第二世代の液浸冷却槽を開発する合理性があったという。

そこで、初代液浸冷却槽で冷却槽内の温度分布が存在したところを、主要な半導体の温度管理をさらに厳密に行って均質化を行う構造を採用すること、保守時に液浸槽外にマザーボードを取り出して乾燥させる必要を無くすために、ガイドレールで上方に引き上げて固定して保守作業が行えるようにすること、基板構造を工夫して液浸冷却による冷却効率をさらに改善すること、液相のみによる液浸冷却に加えて、気化熱による沸騰冷却を組み合わせた「ハイブリッド液浸冷却」

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