三菱電機、インバーター駆動用パワー半導体モジュールのラインアップを拡大
三菱電機は3月4日、省エネ志向の強いエアコンの通年エネルギー消費効率の改善に貢献するインバーター駆動用パワー半導体モジュール「SJ-MOSFET搭載超小型DIPIPM」の新製品として、10A/600V品「PSM10S94F6」、15A/600V品「PSM15S94H6」、20A/600V品「PSM20S94H6」の3品種を5月22日から順次発売すると発表した。
2.2kW~8.0kWまでのエアコンの容量帯に対応。微細プロセスの採用により、オン電圧の低減化を実現し、従来品に比べて電力損失を約14%低減し、インバーターシステムの低消費電力化に貢献する。
24.0mm×38.0mm×3.5mmの外形サイズ、ピン配置などは同社の超小型パッケージ品との互換性を確保したほか、電流制限抵抗付きBSD(Boot-Strap Diode)内蔵により、外付け部品数を削減。これにより、インバーターシステムの設計を簡素化する。
サンプル価格はPSM10S94F6が2500円(税別)、PSM15S94H6が3000円(税別)、PSM20S94H6が3500円(税別)。発売日はPSM15S94H6とPSM20S94H6が5月22日、PSM10S94F6が6月19日を予定。