ヤフー、ホートンワークスのHadoopディストリビューションを採用
ホートンワークスは3月5日、同社が提供するHadoopディストリビューション「Hortonworks Data Platform(HDP)」をYahoo! JAPANが採用したと発表した。ヤフーは、HDP基盤上で包括的なデータプラットフォームの運用を開始する予定であり、これに伴い日本最大級のHadoopクラスタが構築されることになる。さらに両社は、連携して共同研究開発を展開し、Hadoopの性能および機能を強化していく。
ヤフーは、数千ノード規模の次世代データプラットフォームを支えるコアインフラとしてHDPを利用することで、現行サービスの次世代版や新サービスを展開していく予定。同データプラットフォームへの移行によって、次世代Web事業を推進していく上で重要なROI、データ容量、処理性能も大幅に向上することが見込まれる。
ヤフーは「Hortonworksとの連携により、我々のエンジニアリングチームはApacheコミュニティが提供するHadoopの最新機能を利用するだけでは無く、OSSの発展に貢献する機会を得ることになります。この協力関係により、世界最高クラスのHortonworksエンジニアと共に世界トップレベルのOSS開発拠点をYahoo! JAPANに形成し、共に力強い課題解決エンジンを実現したいと考えています」とコメントしている。