オリンパス「AIR A01」実写レビュー - ミラーレス一眼の高画質にスマホの機動性を加えた新しい形
製品発売時には複数のアプリがiOS用とAndroid用に用意される予定である(編集時点では発売延期中)。
今回の試用タイミングで使えた純正アプリは8種類あり、カメラのコントロールから、アートフィルター、撮影後の画像の閲覧、整理用のアプリまで用意されていた。たとえば、カメラコントロール機能のアプリを起動すれば、スマホ側からタッチで好みの位置にフォーカスを合わせたり、シャッターが切れる。デジタル一眼のような各種操作をスマホから行えるというわけだ。
今回は発売前の試作モデルを使ったが、その完成度は高かった。カメラ側のシャッターボタンを使えばタイムラグはほとんどないし、液晶画面に表示されるインタフェースも同社のミラーレスカメラと変わらない。
気になったのは、望遠側にしたときにAFの動作が遅くなり、時々、ピントが合っていないことがあったこと。これは試作機だけの現象かもしれない。
それより問題なのは専用アプリが機能ごとにバラバラで統合されておらず、目的によって別のアプリを起動しなければならないことだ。デジカメの操作に比べて煩雑でわかりにくいので、ゆくゆくは一つに統合されることを期待する。
●高感度撮影サンプルと作例集
○スマホには真似のできないノイズの少ない高感度撮影
「AIR A01」