市場拡大が続くJ-REIT~需給懸念はあるが収益力に期待が持てよう
ただ、不動産市況の改善を受け物件価格が上昇していることもあり、投資採算の取れる価格での物件購入が困難になっているとの懸念が高まっており、市場は増資に対して弱気な見方をしがちになっています。
しかし、J-REITのリスクプレミアム(分配金利回りと10年国債利回りとの差分)は、以前ほどではないものの、2013年以降も一定水準を保っていることが右グラフから見え、J-REITの投資収益率が足元で大きく低下している訳ではありません。今後、金利上昇が予想されるものの、景気回復に伴なう空室率の改善や賃料上昇が続き、金利上昇を乗り越える収益が見込めるようになる中で、J-REIT市場は堅調な推移を取り戻してゆくものと考えられます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)
(2015年3月11日 日興アセットマネジメント作成)
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※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。