くらし情報『ゼロから始めるスイッチ講座 (23) IEEE802.1X認証を用いてセキュアなネットワークを構築する(後編)』

ゼロから始めるスイッチ講座 (23) IEEE802.1X認証を用いてセキュアなネットワークを構築する(後編)

そして、クライアントはDHCPによってIPアドレスを取得して、TCP/IPの通信が可能な状態になる。
IEEE802.1Xで認証したサプリカントはオーセンティケータであるレイヤ2スイッチからも確認できる。[Security]→[Port Authentication]→[Client Summary]において、認証に成功したユーザ名とホストのMACアドレスを確認できる。

また、[Security]→[Management Security]→[RADIUS]→[Server Configuration]ではオーセンティケータとRADIUSサーバ間でやりとりされたパケットの統計情報がわかる
以上で、NETGEAR社のレイヤ2スイッチを利用したIEEE802.1X認証の設定と確認は完了だ。IEEE802.1Xによって、よりセキュアな社内ネットワークを構築できる。単に認証だけではなく、追加でユーザが所属するVLANを割り当てるなど、より柔軟なネットワークへのアクセス制御をすることも可能だ。セキュアで柔軟なネットワークを構築しようと考えているネットワーク管理者においては、IEEE802.1X認証の導入を検討してみてはいかがだろうか。

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