Facebook創業者 マーク・ザッカーバーグが語る「人の雇い方」
「何か判断基準はあるのか」――これに対するZuckerberg氏の答えは、「自分の下で直接働く人を雇用するとき、自分がその人の下で働きたいと思う人だけを雇うようにしている」だ。
その例の1つが、同社COOのSheryl Sandberg氏。Zuckerberg氏が直接起用したSandberg氏は、大学生の集まりに過ぎなかったFacebookを、「"健全な組織"にするのに大きな助けとなった」とのこと。2007年末、二人はあるクリスマスパーティに出席したことで知り合った。当時Zuckerberg氏はCOO職を特に意識して探してなかったというが、Sandberg氏を「適任だ」と思ったのだそうだ。
自分がこの人のために働きたいと思う人を雇う、つまり価値観が共有できる人が重要。この自身のポリシーについてZuckerberg氏は、「いいテストだよ。このルールがあることでかなり救われたと思う」と述べている。
このようなことから、Facebookはだれにでも適している企業ではないという意味合いもありそうだ。Facebookの社員数は2014年末時点で9199人。年間124億ドルを売り上げる企業にしてみれば決して多い人数ではなく、Googleを例に取れば、約5万5000人も働く大所帯となっている。