ゼロから始めるOpenStack (7) OpenStackを構成するコンポーネント (Nova編)
これにより、可用性の向上や物理的隔離を実現できる。
○GUI画面の紹介
Novaの中心機能となる仮想インスタンスの起動に関して、Horizonを介したGUIでの操作方法を実際の画面を用いて説明する。今回は、RedHat Enterprise Linux OpenStack Platform 6の画面を掲載する。
まず、[プロジェクト]-[コンピュート]-[インスタンス]から、"インスタンスの起動"をクリックし、仮想インスタンスを起動する。
続いて、以下のウィザードが表示されるので、[詳細]、[アクセスとセキュリティー]、[ネットワーク]、[作成後]、[高度な設定]の各々のタブを選択し、必要な事項を入力する。[詳細]タブでは、仮想インスタンスの名前、サイズ、起動イメージなどを選択する。
[アクセスとセキュリティー]では、キーペアおよびセキュリティグループを選択する。このキーペアとセキュリティグループを使用する場合は、事前に設定・作成しておく必要がある。
[ネットワーク]では、仮想インスタンスに接続するネットワークを選択する。選択されるネットワークは、事前に作成にする必要があり、これはコンポーネントとしてNeutronが担う役割となる。