しかしながら、緊縮財政を実現できなければ、国債が格下げされる可能性があることなどから、財政健全化に向けた政府の方針が大きく揺らぐことはないと考えられます。
なお、同国では、インフレ抑制に向けて中央銀行が金融引き締めを続けています。直近2月の消費者物価指数が上振れしたこともあり、今後も追加利上げが見込まれています。景気や財政健全化の行方などに注意を怠れないものの、原油安を背景に利下げなど金融緩和を進める国が相次ぐ中で、ブラジルが利上げを続けていることや、同国の金利水準が相対的に高いことは、ブラジル・レアルのサポート要因になると考えられます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)
(2015年3月19日 日興アセットマネジメント作成)
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