ゼロから始めるスイッチ講座 (25) SNMPを利用したネットワーク機器の監視と制御(後編)
レイヤ3スイッチでデータ用ネットワークの192.168.1.0/24と192.168.2.0/24を相互接続する。また、管理用ネットワークは192.168.100.0/24のネットワークアドレスを利用する。
○設定と確認
SNMPの設定内容
次の表に、レイヤ2スイッチおよびレイヤ3スイッチに設定するSNMPの設定パラメータをまとめている。
SNMPの設定自体は非常にシンプルで、特に難しい内容はまったくない。
レイヤ2/レイヤ3スイッチのSNMP設定
レイヤ2/レイヤ3スイッチのSNMPの設定を行っていこう。まずは、レイヤ3スイッチからだ。
SNMPの設定は、Webブラウザからレイヤ3スイッチの管理画面にログインして[System]→[SNMP]→[SNMP V1/V2]→[Community Configuration]から行う。ここでまず、MIBを参照、変更するときに利用するコミュニティ名を指定する。
デフォルトでRead-Onlyとして[public]、Read-Writeのコミュニティとして[private]が設定されている。あとは、[Client Address]および[Client Mask]に、MIBにアクセスできるSNMPマネージャのIPアドレスとサブネットマスクを指定すればよい。