テレコム分野にも仮想化とクラウドのトレンド、Ericsson 担当者インタビュー
Ericssonではサービスチェイニングを"サービスプロバイダSDN"として提供している。
固定ネットワークの例では、SDNによりTVサービスで顧客に提供するセットトップボックス(STB)が不要になることが考えられる。STBが行うエンコードなどのコントロールプレーンをTV側で処理し、実際の制御をネットワークで行うことができるからだ。
――これまでEricssonは機器を提供してきた。ソフトウェア主導となることがビジネスにどのような影響を与える?
これまで通りハードウェアを含めてすべてを提供するCertifiedモデル、一部を提供するValidatedモデル、そしてソフトウェアのみを提供するモデルの3つのアプローチをとる。
全体のビジネスからみると、ビジネスモデルはこれまで通りだ。ソフトウェアのみであってもシステムインテグレーション(SI)が必要で、我々はすでにSIで大きな部隊を持っており、大きなビジネスになっている。
NFVやSDNはテレコムネットワークを新しくすると同時に効率化をもたらすもので、われわれはこの変化を同時に進めていく。
これはEricssonにとって大きなチャンスとなる。