Macの「写真」アプリによってiCloudフォトライブラリが完成? - 「写真」アプリの登場で写真管理が変わる
全体として、見た目は現代風のフラットデザインを採用したものに変わるが、機能面では(編集機能を除いて)iPhotoから大きく変わることはない。ライブラリの移行機能も用意されるため、iPhotoユーザーであればほとんど違和感なく移行できるだろう。
●iCloudフォトライブラリの完成形とは?
○ローカル型の「iPhoto」からクラウド型の「写真」へ
ライブラリについては、従来のiPhotoがローカルに写真をストックしていたのに対し、「写真」では基本的にiCloudフォトライブラリが中心になる。具体的には、「写真」に取り込んだ写真はすべてフル解像度でiCloudにアップロードされ、そのコピーがローカルのライブラリに保存されることになる。容量が十分にあれば、過去に撮影したデータもすべてiCloudにアップロードでき、Mac以外にもiPhoneやiPad、AppleTV、WebのiCloud.comからいつでもアクセスできるようになる。これこそがiCloudフォトライブラリの完成形だ。Macでは基本的に、ローカルにもオリジナル(フル解像度)の写真が保存されるが、MacBook Airのように容量が少ない機種の場合は解像度を下げた、容量の小さいバージョンだけを保存することもできる。