NTT、プロ向け4K H.265/HEVCリアルタイムエンコーダLSIを開発
これら高圧縮映像エンコード処理に加え、音声エンコーダ・映像音声のトランスポートストリーム(MPEG-2-TS)への多重化処理も1チップに内蔵することで、チップ搭載システムの構成のシンプル化を実現した。
従来技術では、主に4:2:0フォーマット映像を用いたエンコード処理を実現しているが、今回の開発成果では、HEVCの真の性能である高圧縮率を達成すると共に、4:2:0フォーマット映像の2倍の色情報を有する4:2:2フォーマット映像のエンコード処理をリアルタイムで実現できる。
NTTでは、同製品の搭載システム装置を、今後本格化する超高精細映像の伝送サービスでの利用に向けて検証を重ね、2015年度第3四半期以降にNTTグループより市場投入する。
なお、同製品は、2015年4月13日から米国ラスベガスで開催される国際放送機器展(NAB2015)に展示する予定。