IPA、漢字6万種を1万種に変換する縮退マップ発表
日本語の人名には多くの異体字が存在している。しかし、現在PCやスマートフォンなどで主に使われている文字集合にはこうした多くの異体字は含まれていない。情報処理推進機構ではこうした異体字の整理を進め国際標準化を行う取り組みを推進しているが、成果が広く利用できるようになるにはまだ多くの時間が必要になると見られる。
今回公開された縮退マップを利用すれば、異体字として認識されている文字を現在使われている文字集合で表現できる漢字に置き換えることが可能になり、現段階における利便性を向上させることができる。今回公開された縮退マップは検証版と位置づけられており、夏頃に正式版が公開される見通しだという。