5G Wi-Fiを差別化の武器にWi-Fi/Bluetoothに注力するBroadcom
ということで、暫くは様子を見ている状態だそうである。
個人的な感想でいえば、IoTの名の下に何でもかんでも繋ごうと手を広げるよりも、守備範囲をWi-FiとBluetoothに絞り、その範囲内で出来ることをやるというBroadcomのアプローチそのものは好感が持てる。とはいえ、Wi-FiにしてもBluetoothにしても、ある意味Commodityな規格であり、Qualcommをはじめとする主要なLTEモデムベンダはすべてWi-Fiを統合した1チップ製品をリリースしている。なので、Broadcomがここでシェアを獲得し続けるためには差別化として新しい技術を継続的に導入してゆく位しか方法がなく、今のところはIEEE 802.11acがその武器であるが、これもいずれはCommodity化するわけで、その時にBroadcomは今度何を提供できているのか、が興味あるところである。