くらし情報『日本のネットバンキングを狙う詐欺ツールに新種の「WERDLOD」が登場』

2015年4月13日 10:34

日本のネットバンキングを狙う詐欺ツールに新種の「WERDLOD」が登場

これはトレンドマイクロが過去に、海外で確認された手口として触れたもので、「日本にも上陸したと考えられる」としている。

感染させる手法としては、大手通販サービスの請求書に偽装したメールで、添付したRTFファイルに画像のアイコンをダブルクリックするよう書かれており、これをダブルクリックすると「WERDLOD」に感染する。メールの件名やRTFファイルの文言は日本語で記載されており、明確に日本のユーザを狙ったものと言える。

感染すると、レジストリ(AutoConfigURL値)が変更され、ネットへ接続する際に不正なファイルに記載されている設定が適用される。攻撃者は、このようにして不正なプロキシサーバを経由させることで、ユーザがネットバンキングのURLへアクセスした際の入力情報を自在に読み取れるようになる。

これらにより、ユーザは異常に気がつかずにID・パスワードなどの認証情報を入力してしまい、それらを攻撃者に窃取されることとなる。だが、適切なサイトかどうか判断できる「EV SSL証明書」が有効にならないため、ブラウザのアドレスバーが緑色にならない。そのためトレンドマイクロでは、対策として

メールの添付ファイルを安易に実行しない
普段からアドレスバーが緑かどうか確認する

点を挙げている。

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