1年前サポート終了のWindows XP、利用者が1割以上残る - トレンドマイクロ
Microsoftは、サーバー向けOSである「Windows Server 2003」も2015年7月にサポートが終了する予定となっており、現時点で時期を伸ばすなどの救済策はアナウンスされていない。
サポートが切れれば原則、脆弱性の更新プログラムは配布されることはない。多くの企業のIT管理者にとっては頭を悩ませる問題となっている。
Server 2003は、サーバー用OSとしてのシェア率が高い。米国のソフトウェア企業「Spiceworks」が実施した調査では、企業の61%が、少なくとも1台のサーバーでServer 2003を使用しているとの結果が出た。
回答した企業のうち、15%のみがセキュリティ上安全なOSへと移行を完了したことを明かした。また、サポート終了後もServer 2003の使用を検討している企業の85%がセキュリティ上の懸念があると回答した。
トレンドマイクロでは、Windows Server 2003から移行していない企業に対しては、移行計画を準備し、実施することを強く推奨している。
また、マイクロソフトもServer 2003利用企業に対して移行サポートを行うことでサーバー環境の移行を推進している。