Cypress 無線規格認証取得済みの小型PRoC BLEモジュール製品を発表
また、従来のモジュールではBLEチップとBLEモジュールの提供元が違うから、ソフトウェアスタックなどに関しての入手が面倒とか、必ずしもモジュールに準拠した形でのソフトウェアが提供されるとは限らない(Photo02)などの問題もあった。Cypressは、PRoC BLEという形ですでにBLEチップをラインアップしている訳で、これを自社でモジュール化することで、こうした問題を解決した、としている。特に認証に関しては、主要な国の無線規格認証を取得しており(Photo03)、モジュールをそのまま利用すれば再認証の必要がないのは大きなメリットである。
モジュール化のメリットに関してまとめたのがこちら(Photo04)である。競合製品と比較すると、シリコン設計から一貫してCypressで行っていることがメリット、という訳だ。実際PSoC Creatorの場合、Component Configuration ToolでBLEを追加すると、自動的にファームウェアが生成されるので、あとはこれを呼び出すようにプログラムを書けば完了ということになる(Photo05)。BLE Stackそのものも付属しており、PSoC Creatorからこれを直接コンフィギュレーションすることも可能である(Photo06)。