子どものいる家庭でも安心して使える! - 5万円切りのファミリー向け3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」
をコンセプトに、より小型軽量・低価格を実現したとのこと。
また、製品の位置づけとしては「ダヴィンチ」シリーズよりも下の入門機となるが、積層ピッチが「ダヴィンチ」と同等の0.1~0.4mmで、出力サイズも各辺15cmという比較的大きな出力が可能になっている特徴などを説明した。
なお「ダヴィンチ Jr. 1.0」には、新しいオープンリールタイプの専用フィラメントが用意されるが、NFCを利用して本体側でフィラメントの種類や残量を管理することが可能。さらに、このフィラメントを使うことで、各積層間のずれが小さくなめらかな表面を持った造形物の作成ができるという。
ちなみに、専用フィラメントはトウモロコシがベースの地球に優しいPLA(ポリ乳酸)樹脂でできており、地中で二酸化炭素と水に分解される。しかも融点が低くヒーターが不要なため、これまでの「ダヴィンチ」シリーズと比較して最大70%の消費電力をセーブできるそうで、吉井氏は"地球に優しい"製品であることをアピールした。
●安全面にも配慮した設計
○安全面にも配慮した設計
吉井氏はさらに、「ダヴィンチ Jr. 1.0」がSDカードからの印刷に対応していることや、樹脂の射出部のパーツであるエクストルーダがワンプッシュで取り外せてメンテナンスが容易であると説明。