くらし情報『純度100%の"作品愛"、デロリアン、バットモービル――バンダイの「クレイジーケース」開発チームは脳内もクレイジーだった』

2015年4月17日 19:30

純度100%の"作品愛"、デロリアン、バットモービル――バンダイの「クレイジーケース」開発チームは脳内もクレイジーだった

身も蓋もないことを言ってしまうと、触っていて楽しいけれど、iPhoneケースとして必要なギミックではないですよね。どうしてケースにギミックをつけようと?

矢野:人によっては無駄だと思うかもしれませんが、このギミックこそが「クレイジーケース」の真骨頂です。私が原作映画の大ファンということもあり、ファン目線ならここを再現してほしいと思う部分を突き詰めました。

例えば「デロリアン」なら、ワープの発光ギミックは絶対に必要なんです。造形的に「ミスターフュージョン」(突出した原子炉)はなくした方がいいという話も出たのですが、それじゃダメなんです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』ではミスターフュージョンがゴミ箱になっていて、あそこに燃料を入れるのが良いんですよ! だから絶対残しましょうと押し切りました。

――情熱が伝わってきます(笑)。大田原:ちょっと変わったケースだけなら他にいくらでもありますが、ここまで精巧に再現しつつ、これだけのギミックを取り入れることは技術的にもバンダイにしかできないことだと思います。
これまでに玩具で培ってきた企画やデザイン、設計などの技術を注ぎ込みました。

――ギミックで苦労したことはありましたか?

矢野:iPhoneケースとしての仕様上、仕方なくあきらめたこともあります。

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