Autodeskなど、ドローンを活用したBIM/CIMモデル作成の新手法を開発
その結果、これまでデータの取得に1週間かかっていたのが、最短で半日に短縮したほか、従来は複数人必要だったオペレーターも最小1名で対応可能となった。精度の面では、画像から得られた位置データの最大誤差は±10cmで、これはボリューム算出には十分な精度とのこと。
進捗管理の品質という面では、現況の計測回数を増やし進捗把握の情報が増えたことで、工事計画の確認と変更の検討が行い易くなったほか、現況データや進捗管理データを「Autodesk Civil 3D」や「Autodesk InfraWorks」に取り込みビジュアルで工事計画の検討をしたことでコミュニケーションの質が向上するなどの効果を発揮した。
同手法は工事現場以外にも、構造物の点検や、災害時の被災状況の把握などにも応用が可能と考えらている。今後は、UAVを大型化することで、カメラ以外の計測機器も搭載することや、安全面がクリアできれば自動操縦でUAVを飛行させることも検討していくという。