2014年の個人情報漏えい件数は10億件を突破 - IBM
Apache Cordovaは全Androidアプリケーションの約6%で使用されており、ビジネス、医療、金融などのカテゴリーでは、12%以上がApache Cordovaをアプリケーションの開発に利用している。モバイル・アプリケーション開発者が脆弱なアプリケーションを開発することで、ユーザーが脅威にさらされる可能性は更に高まるとみられる。
2つ目には、金融マルウェア「Citadel」の進化だ。金融機関を狙い、不正送金などの金銭窃取を行う意図で作成されたマルウェアで、Citadelは金融機関以外の企業も標的にしており、知的財産を狙う脅威へと進化している。Citadelの進化や、標的や攻撃方法の進化に合わせ、ユーザーや企業も対策を講じる必要がある。
また、全世界における2014年の漏えい記録件数が10億件を超え、2013年の8億件と比較して25%増加した。漏えいした情報の中には、eメールやクレジットカード番号、パスワードといった個人を特定できる情報も含まれている。広範囲で利用されているオープンソース・ライブラリーの脆弱性や、プライバシーに関する国際的な懸念、データ侵害の氾濫など、2014年はセキュリティー問題が多発した。
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