海外モバイルトピックス (89) 日本人も便利になる!訪日客プリペイドSIM自販機が続々登場
但し設置されているのは本人認証やユーザー登録の不要な国の一部の空港だけだ。例えばロンドンのヒースロー空港では複数の事業者のプリペイドSIMを販売する自販機が設置され、空港に到着した来客が購入している姿をよく見かける。
日本でも2014年4月にソネットが関西国際空港(関空)にプリペイドSIMの自販機を設置を始め、他の空港にも広げている。SIMはデータ専用ということで本人登録は後からでも行える手軽さが受け、訪日客の間で利用者は広がっているようだ。
一方今回NTTコミュニケーションズが関空とお台場に設置した自販機では音声通話も可能なSIMを販売。そのため世界初と言う自販機を使ったユーザー登録にも対応している。購入者は自販機に設置された操作パネルを使い購入したSIMの番号とパスポートをスキャン、あとはメールアドレスと電話番号を入力すれば登録が終わる。ネットを使って別途ユーザー登録する必要はなく、外国人にSIMを販売するうえで一番のネックだった登録作業が自販機だけで完結するのだ。
○「さすが日本の自販機」を思わせる工夫
NTTコミュニケーションズの自販機で販売されるプリペイドSIMは日本らしいデザインのパッケージに入っており、外国人がお土産感覚で購入したくなるだろう。