業界初のIP無線機とカーナビの一体化、ソフトバンクとクラリオンらが新製品
USBスティック型データ通信端末+PTTマイクをカーナビと繋いだだけの簡便な機器構成で「効率の良い配車システム構築に繋がる」(クラリオン 常務取締役 大町 秀雄氏)。
SDKを活用した事例としては、配送業務支援や安全運転解析サービスなどもあり、無線機にとどまらず、ハードウェアと共に固定化されていた業務車両に必要とされる機能に柔軟に対応できるようになる。なお、これらのソフトウェアは、SDカード経由でドライバーに提供される。
今回の発表では、W-CDMA(3G)の900MHz/2.1GHz帯の対応にとどまっているが、今後のLTE化については「将来的には当然そうなると思う。LTEになっても、伝送路がLTEになるだけで、IP無線としての機能は変わらない」としており、将来的にスムーズな置き換えも十分可能といえそうだ。