F5、クラウド型WAFと仮想環境向けのソフトウェアベースのロードバランサ
(以下、F5 LineRate Point)も発表した。
BIG-IPはミッションクリティカル領域とADCを必要とするアプリケーションをターゲットにしているが、LineRateは、ユーザー数が数十人程度のベーシックな負荷分散を必要とするアプリケーションをターゲットにしているという。
F5ネットワークジャパン セールスエンジニア本部 本部長 ギド・フォスメア氏によれば、ローエンドのADC市場において 、OSSによる無料版を使う動き、IT部門ではなくユーザー部門でADCを買うという動き、1つのアプリケーションにADCが必要な場合の3つの変化があるという。
同氏によればこれらの市場をカバーするのがSoftware Defined Datacenterで、同氏は「こちらの市場が今後大きくなっていくとい考えている」と述べた。
F5 LineRate Pointはシンプルな負荷分散機能、アプリケーション・プロキシ、高可用性、SSL機能が提供され、月あるいは年単位のサブスクリプションモデルでの課金となる。また、JavaScript技術を採用した「Node.js」に対応した「LineRate Precision Load Balancer」も同時に提供を開始される。