NTTデータ、2m解像度の高精細版3D地図を提供開始 - 3Dプリンタ用データも
一方、都市部における都市計画や施設管理等の分野においては、これまでの5m解像度以上の高精細な地図データが必要とされることから、今回新たに2m解像度の高精細版の提供を開始することにした。
2mの解像度高精細版3D地図は、米DigitalGlobe社の衛星画像を活用したもので、従来の5m解像度では再現が難しかった、「建築物」レベルの細かな起伏を表現することが可能だという。
さらに数週間から1カ月前という、直近に撮影された衛星画像から、高精細かつ鮮度の高い3D地図の提供が可能となるため、地形と比べ変化の著しい、都市など特定エリアの都市計画分野や施設管理分野での詳細な3D地図の活用や、大規模災害等で発生した地形変化を反映したかたちでの3D地図データの更新が可能となる。3D地図は任意のエリア(最低25平方キロメートル~)に対し提供を行い、価格は1平方キロメートルあたり、11,000円~。発注から2-3週間で納品可能だという。今回NTTデータは、2m解像度高精細版3D地図提供開始にともない、3D地図製品ブランドとして「AW3D」を立上げ、"さらに使える3D地図"として全世界への提供を進めていくという。