AppleがiOSとOS Xのシステムフォント変更を計画、Watchと同じ書体に
というオプションを用意し、その後のアップデートで文字の読み取りやすさを改善したが、OS X Yosemiteのシステムフォント変更でもHelvetica Neueの読みやすさは議論になった。
San FranciscoはAppleがデザインしたフォントである。Apple Watchのヒューマンインターフェイスガイドラインには「Apple Watchにおいて読みやすいようにデザインした」と書かれている。実際、Apple Watchの発表後そして発売後も表示文字が読みにくいという批判は少なく、ユーザーの反応からSan Franciscoが小さなフォントサイズでも読みやすいことが実証されている。AppleはApple Watchに続いて新しいMacBookのキーボードのキーにも採用、小さな画面に限らず同社がSan Franciscoを評価していることが分かる。
しかしながら、システムフォントの変更を実施すれば、San Franciscoに応じたOSやアプリケーションのデザインの調整が必要になる。特にOS Xは2年連続の変更になり、ユーザーや開発者の混乱は避けられない。9to5Macによると、非Retinaディスプレイで無骨な見た目になることから、Apple社内にはSan Franciscoを評価していないエンジニアもいるという。