ビッグデータの2014年の市場規模は39.7%増の444億円 - IDC Japan
とする企業が28.6%から32.0%と増加した一方で、「わからない」とする企業が31.6%から12.1%に大きく減少し、「当面取り組み予定が無い」とする企業が39.8%から55.9%へ増加した。この結果から、ビッグデータ・テクノロジーの取り組み意向がユーザー企業で二極化しているという。
同調査では予算や人材面などのリソース面の課題も明らかになっているとし、企業の中で自社のリソースなどを考慮して取り組みの姿勢を明らかにする企業が増加していると、同社は見ている。
「国内ビッグデータ・テクノロジー/サービス市場は先行ユーザーの成功事例を受けたマーケット側の需要の盛り上がりと、2012年前後からの供給者サイドの積極的な投資により急速な成長を遂げている。一方で、中期的にアーリー・アダプターからマジョリティ層へ利用を拡大していくためには人材不足やセキュリティ、コストといった阻害要因を抱えている。ITベンダーやSI事業者はクラウドの活用やビジネスモデルの転換を通じて、ユーザー企業がビッグデータ・アナリティクスを積極的に利用できる環境を作ることが必要になる」と、同社ソフトウェア&セキュリティ マーケット・アナリストの草地慎太郎氏は分析している。