iOS 9にはついに鉄道/バスの乗り換え案内機能が搭載される?
だがサービス提供地域が買収時点で米国とカナダの主要都市と、欧州の一部都市に限定されていた。
Appleが初めて独自の地図検索機能をiOS 6に導入したとき、(特に米国以外の)その品質の低さに世界各国でクレームが続出し、当時iOS開発の責任者だったScott Forstall氏が更迭されるという事態が発生している。以後、特にこのような公共性の高いサービスでのリリースには慎重を期しているとみられ、ある程度完成度が高まるまで導入しないというのは十分に考えられる話だ。
なお、HopStop買収から2年が経過し、周辺サービスの統合や機能改良もだいぶ進み、欧米の主要都市で利用するぶんには申し分ない程度の品質を備えていると予想される。一方で、国内ユーザーにとっての最大の関心事は日本でのサービスインであり、これが利用できるようになるかがiOS 9での見所の1つかもしれない。その場合、国内サービス事業者のいくつかと提携を行っているとみられ、このあたりの動向にも注目だ。