東陽テクニカ、100GbE対応パケット解析装置「Synesis」
こうした状況を踏まえて同社は、100GbE対応のネットワーク・インタフェース・カードでキャプチャしたパケットを高速でディスク・デバイスにストリーミングし、直接保存できるプログラムを実装したアプリケーションを開発した。
これにより、理論上無制限にパケットを欠落なくディスク・デバイスに直接保存できるほか、ディスク・デバイスへの保存と同時にパケットを引き出しリアルタイムの解析が可能という。また、パケットの保存時にIPアドレスなどから生成されるインデックス情報も同時に保存することで、そのインデックス情報を基に膨大な数のパケットから目的のパケットのみを短時間で抽出し解析できるという。
発売予定のSynesisは、新開発のアプリケーションを汎用サーバに搭載した据え置き型モデル。2つの100GbE回線を同時にパケット・キャプチャ可能で、最大50TBのパケット・データを保存できるという。
通信事業者やサービス・プロバイダは同製品の利用により、100GbE回線における通信障害の解明に要する時間を短縮し、通信サービスの品質を向上できるとしている。