2015年6月12日 20:02
東京TYフィナンシャルグループと新銀行東京、経営統合検討で基本合意
東京TYフィナンシャルグループ(以下、東京TYFG)と新銀行東京は12日、同日開催した、それぞれの取締役会において、経営統合に向け協議・検討を進めていくことについて基本合意することを決議したと発表した。
○経営統合の検討経緯
東京TYFGは、東京に本店を置く地方銀行である東京都民銀行と八千代銀行が、2014年10月に発足した地方銀行グループ。発足以来、東京都及び神奈川県北東部を中心とした首都圏で存在感を発揮できる磐石な経営基盤を確立し、地域における地域金融の担い手として一層真価を発揮していくことを通じ、首都圏において顧客から真に愛される地域No.1の地方銀行グループを目指しているという。
具体的には、金融プラットフォームサービス"Club TY"を中心にビジネスマッチングや事業承継相談などコンサルティング機能を活かしたワンストップでの金融サービスの提供など、統合効果の早期発揮のための様々な施策に取り組んでいる。また、同時に地方公共団体との連携強化を図りネットワークを拡大させ、営業基盤の拡充を行うことを経営計画の重要な施策の一つとして捉えている。
新銀行東京は、技術力や将来性等に優れた都内中小企業の資金調達を支援するため、東京都の中小企業支援策の一環として、平成16年4月に発足した地域金融機関。