くらし情報『蔵王山の噴火警報解除 - 火山活動は"やや高まった状態"』

2015年6月16日 12:27

蔵王山の噴火警報解除 - 火山活動は"やや高まった状態"

蔵王山の噴火警報解除 - 火山活動は"やや高まった状態"
気象庁は6月18日9時00分、山形・宮城両県にまたがる蔵王山の火口周辺警報(火口周辺危険)を解除したと発表した。

同庁は蔵王山の火口周辺警報(火口周辺危険)を解除するとともに、噴火予報(活火山であることに留意)に引き下げた。

同庁によると、蔵王山では、2015年4月に御釜周辺が震源と推定される火山性地震が増加し、火山活動が活発になった。しかし5月下旬以降は地震の少ない状態で経過しているという。火山性微動も5月17日を最後に観測されていないとのこと。また、これまでに行った現地調査や上空からの観測等では、御釜周辺と丸山沢噴気地熱地帯をはじめ、想定火口域(馬の背カルデラ)内に特段の変化は確認されていないという。

これらのことから、同庁は「蔵王山では噴火の発生する可能性が低くなったものと考えられる」としている。しかし、2013年以降は火山性地震の増加や火山性微動の発生が観測されており、2014年10月以降もわずかな膨張を示す地殻変動が観測されるなど、長期的にみると火山活動はやや高まった状態にあるという。
今後の火山活動の推移に注意が必要とのこと。

なお、蔵王山は活火山であることから、想定火口域(馬の背カルデラ)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.