「施策」と書いてあるとき、あなたは「しさく」と「せさく」、どちらで読むでしょうか?実は施策の読み方は言葉をあやつるプロですら間違えてしまうことがある、読み方を間違えやすい言葉なのです。施策の読み方についてご紹介いたします。
■「施策」は「しさく」?「せさく」?
「施策」の読み方は「しさく」が正しい読み方で、策をほどこすこと、実行するべき計画という意味で使われる言葉です。ちなみに「せさく」は施策の慣用読みです。慣用読みとは正式な読み方ではないけれど、よく用いられている読み方のことで、雰囲気を「ふいんき(正しくはふんいき)」と読んだり、有り得るを「ありえる(正しくはありうる)」と読んだりすることも慣用読みとなります。
■「せさく」は行政でよく使われている?
施策を「せさく」と読むのは間違いではあるのですが、そうは言っても「せさく」はよく耳にするため、間違いと言われてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。なぜ「せさく」という読み方に違和感を覚えないのかというと、行政用語で「施策」を「せさく」と読むことが多いからかもしれません。
「しさく」の同音類義語には「試作」「思索」もあります。