アナログレコードをハイレゾ録音、ソニーが高級ICレコーダー「PCM-D100」の活用法を紹介
という。
また、DSDおよびPCMでの録音を実現するために、ADコンバーターはDSD用とPCM用をそれぞれ搭載。兼用にせず、それぞれの録音モード専用としてADコンバーターを使用することで、各モードに特化した性能を発揮できるよう設計している。
今回の説明会では、「PCM-D100」の開発を担当したソニーの橋本高明氏が登壇。同製品の活用法として、アナログレコードをDSDで録音するデモを行った。今回のデモに至った経緯として、同氏は「PCM-D100」を展示した際に「音が良いのはわかったけど、どう使ったらいいのかわからないという声が多かった」とし、その回答としてアナログレコードをデータで保存する活用法を提案していると語った。
説明会では、アナログレコードを外部入力で「PCM-D100」に録音。44.1kHz/16bitのリニアPCMとDSDでそれぞれ録音した音声ファイルを比較した。
ソニーの橋本高明氏は、「音の変化は音源によって差がある」としていたが、今回のデモではDSD方式の方がより音の余韻が残り、広がりのある音になっていた。
最後にソニーの橋本高明氏は、「レコード愛好家には、プレイヤーに針を下ろすなど、レコードを再生する行為そのものが好きな人も多い」