2015年8月27日 11:00
スマホの画面ロック、あなたの登録パターンはバレている? - Kaspersky
この長さから考えられる組み合わせは約7000通りで、単純な4桁の暗証番号よりも明らかに弱いのだという。最も多く使われるのは4つの点を結ぶパターンで、これだとたった1,600通りの組み合わせしかできないという。
また、パターンの起点(最初の位置)を推測できれば、他人が組み合わせの数をさらに絞り込むことができてしまう。起点によく使われるのは画面の隅の点で、実際に使われている組み合わせの73%になるという。
右利きか左利きか、スマートフォンを片手で使うか(画面が小さめの場合)両手で使うか(大きめの画面の場合)は、ほとんど関係なく、どのケースでもほぼ似たような数字となった。
性別と年齢による比較は、女性は男性よりも弱いパターンを使う傾向があり、若い人ほど強いパターンを使う傾向がある。そのため、性別と年齢がわかれば、その人の使うパターンがかなり推測しやすくなる。
同社は、スマートフォンの画面ロックや重要情報を扱うアプリのパターンにおいて、他人に推測しにくいものにする必要があると訴えた。
具体的には、「文字のような形のパターンなど、わかりやすい組み合わせは使わない」「パターンの起点は四隅を避け、右側の真ん中などの推測されにく場所にする」