くらし情報『並んだ木の箱から生首が!? 熊本県・杖立温泉ならではの「むし湯」って何?』

2013年7月9日 11:00

並んだ木の箱から生首が!? 熊本県・杖立温泉ならではの「むし湯」って何?

一体なぜ杖立温泉でだけ、むし湯がここまで拡散してきたのだろう?

「答えは簡単。ここのはガスが出ないからです」。そう教えてくれたのは、杖立温泉旅館協同組合の宮崎仁さん。「温泉は湯が噴出する時に一緒にガスなどが出てしまうことが多い。しかし、ここの源泉はガスが出ないんです。だから自噴する蒸気をそのままに使えるんです」とのこと。

○首だけ出して身体を蒸すタイプも!

むし湯は内湯に併設されている。まずは身体を洗うのが温泉でのエチケット。
むし湯に入る前に、内湯で身体を慣れさせるのもいいだろう。

むし湯には、サウナのように個室になっているものがあるが、是非体験していただきたいのが箱形のタイプ。これは「箱むし湯」と呼ばれるもので、木箱の中に腰かけ、首から上だけ外に出して身体を蒸すというもの。すぐにのぼせる心配もなく、快適かつ効率的に蒸すことができる。ただ、みんながみんなそろって首だけ出してじっと蒸されている姿というのは、ちょっと面白くもある。

個室のむし湯の方も、少しサウナとかってが違う。中に入ると、想像以上に天井が低いのだ。高さは1メートル半あるかないかくらい。
このムシムシ空間に寝そべったり、腰掛けたりして湯けむりの中でくつろぐ。

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