2015年10月19日 16:03
SanDiskが身売りを検討? - MicronとWestern Digitalが買収で名乗り 米紙報道
を得る必要があるだろう」と匿名の関係者は語っている。
もしもSanDiskが東芝のライバルメーカーへ売却されるような事態になったら、利益のほとんどをNAND型フラッシュメモリに依存している東芝の半導体事業に大打撃をあたえることになろう。
シリコンバレーでは、2015年に入り、半導体メーカーの大型買収や合併が相次いでおり、今回のSanDiskの売却話も、その流れに沿うものとして地元では受け取られている。
著者注
SanDisk買収に中国勢の影
Micron Technologyに230億ドルで買収を持ちかけている中国の紫光集団(清華大学傘下の国営企業)は、2015年9月、Western Digitalにおよそ38億ドル出資し、同社の株式の15%を取得している。今回のSanDisk売却検討のニュースに、Micron、Western Digitalという清華紫光集団に目を付けられた2社が登場しているのはまったくの偶然ではなかろう。
清華紫光集団は、MicronのDRAM事業だけではなく、SanDiskのNAND型フラッシュメモリ事業も入手するため、MicronとWestern Digitalに働きかけてSanDiskの買収を狙っているのではないかという噂が一部に流れている。