2015年11月5日 09:00
ツールを活用した“イマドキ”チーム開発の極意 (4) チーム開発におけるリポジトリ管理のポイント
○リポジトリの管理対象にふさわしいものとは…?
リポジトリの管理対象にふさわしいものとして挙げられるのは、ある時点のソフトウェア・環境を構築するために必要なものすべてです。ソフトウェアのソースコード、ビルドスクリプト、データベースのスキーマ定義、マイグレーションのSQL、初期データ環境構築用の設定ファイルやスクリプトなどが該当します。
逆に、リポジトリの管理対象にふさわしくないものとして挙げられるのは、ソースコードをコンパイルしてできたバイナリファイルや秘密鍵ファイルなどの他人に見せてはいけないものなどが該当します。
表:リポジトリの管理対象
TFS/VSOでは、リポジトリの管理対象から除外するファイルの指定をおこなうことができます。
○主なリポジトリの管理方式:集中管理方式と分散管理方式の特徴
リポジトリの管理方式として主なものは、集中管理方式を採用した集中型バージョン管理システム(CVCS:Centralized Version Control Systems)を活用する方法と、分散管理方式を採用した分散型バージョン管理システム(DVCS:Distributed Version Control Systems)