2015年11月13日 10:30
新・OS X ハッキング! (145) 「El Capitan」のココが気になる ~消えた機能対策編~
からアクセス権の検証/修復機能が消えた。画面デザインが大きく変わったことに目を奪われがちだが、rootlessモードの効果によりシステム領域のファイルパーミッション(アクセス権)が固定化されたことがシステムのあちらこちらに影響を及ぼしていることがうかがえる。
もっとも、GUI部分からアクセス権の検証/修復機能が取り除かれたに過ぎず、実際に処理を行う部分は「repair_packages」コマンドとしてシステムに残されている。/binや/sbin、/usr/binが除外されるなど、rootモードの導入により対象範囲は大幅に狭まったが、プリンタ関連ユーティリティ -- /Library/Printers以下にインストールされているので検証/修復できる -- の調子がおかしい場合には試す価値があるだろう。
アクセス権を検証する(管理者権限要)
$ sudo /usr/libexec/repair_packages --verify --standard-pkgs
アクセス権を修復する(管理者権限要)
$ sudo /usr/libexec/repair_packages --repair --standard-pkgs
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