2021年12月15日 07:04
小松菜奈、坂口健太郎を後ろから抱きしめ…亡くなった原作者の想い引き継ぐ演技
○関口大輔エグゼクティブプロデューサー コメント
この映画は、10年という時間を描くため、四季を通じての撮影を行うことにしました。
通常、映画は1ヶ月〜3ヶ月程で集中して撮影する場合が多いのですが、監督の「四季を通して茉莉の10年を追いかけ、その時彼女が感じた気持ちを映像で表現したい」という強い希望があり、1年を通した撮影となりました。桜や雪や夏の海はVFXではなく実際に撮影を行なっているのです。
撮影のためには、出演者さんにご理解をいただき長期間のスケジュールを開けていただくことが必要になります。
本作に出演される小松さん、坂口さんはじめ、今回発表させていただいた役者さんたちは、皆さんとても多忙です。それでも「余命10年」を1年かけて撮影するという意義に賛同してくださり、撮影に参加していただくことができました。
長い期間を通して家族のような連帯感に包まれたキャスト陣は、映画で描かれる10年という時間をそれぞれのキャラクターとして表現してくださっています。これにより、映画「余命10年」は、2時間という時間の中に10年という月日が流れるような作品になりました。
是非、映画館でこの美しい四季を通した10年を登場人物達と追体験していただければと思います。