"スマートリビング"目指して研究を集中 - imecがTechnology Forumを開催 (1) imecが提唱する"直観的"なIoTとは?
冒頭の基調講演で、imecのCEO兼社長を務めるLuc Van den hove氏が「From the Happy Few to the Happy Many(少数の幸福から多数の幸福へ)」と題してimecの研究方針と今までの成果の一端を紹介した(図2)。
○多数の幸福をもたらす"直観的"IoT
「今回のimec技術フォーラムのメインテーマは"スマートリビング"である。今から1世紀余り前、1900年当時は大金持ちの豪邸で、執事や召使いが少数の裕福な人々の幸福のために奉仕していた。その後、この状況を変える原動力となったのが半導体をはじめとするテクノロジーだ。テクノロジーには多くの人々の生活を容易にし、健康にし、快適にし、安全にし、持続可能にしてくれる効用がある。
昔は、ごくわずかな人の手となり足となって幸福をもたらした執事や召使いの役割を今はスマートデバイスが果たしており、多くの人々の生活の質を向上させてくれる。これからは、スマートデバイスが、より多くの人に幸福をもたらし、安全や健康を保ち、持続可能な社会を実現することに寄与する」と、テクノロジーの力で、より多くの人々に快適で幸せな生活、スマートリビングをもたらすことを研究の目標に掲げた。
「そうした未来に向けては、IoT(Internet of Things)をもっと使いやすく、私たちを優しく包み、その存在を誰も意識しないほど環境に溶け込んだ『スマートIoT』にしなければならない。これが、imecが提唱している『Intuitive Internet of Things(I2oT)』、すなわち"直観的な"モノのインターネットである。 誰も指示をせずにその存在を意識さえしないのに、私たちが何を欲しているか、どんな環境下にあるかを理解し、人手を経ずに自動的に何らかの処理を行う。つまり、とても控えめな方法で人々とその周辺環境を見守り、快適で安全、健康で持続可能な環境を提供し、人々を支援してくれるIoTである」とVan den hove氏はIoTの目指すべき方向性を示した。
○シニアのために - ウェアラブル端末で健康と安全を守る
そして、同氏は、シニアや病人や子供のために、imec はどんな研究を行うか説明した。
「I2oTを具現化するための手段として、高齢者(シニア)世代にとってはとりわけ、健康と安全を確保するためのウェアラブル端末が重要である。
ウェアラブル端末の市場規模は、2020年までに800億ドルに達すると言われている。 ウェアラブル端末は、それこそ生活に溶け込むような、直観的なものでなくてはならない。そのための要件としては(1)インビジブル(存在を意識させない)、(2)低コスト、(3)超低電力、(4)マルチパラメーター(同時に多項目をセンシングできる)、(5)測定の正確さ、である。
imecはかねて心電測定パッチや脳波測定ヘッドホーンはじめ多彩なセンシング技術を開発しており、韓国Samsung Electronicsのシムバンドに採用された実績がある(図3)。imecの姉妹機関であるオランダHolst Centreとは、装着感なく心電や活動量を計測可能で何度も洗濯可能なスマートTシャツ(図4)や大気汚染センシングの実証実験にも取り組んでいる(図5)。今後はシニア世代の健康と安全をそっとサポートする技術として、I2OTウェアラブル端末研究に関する研究にさらに注力する。その要素技術として、ビッグデータ解析や近距離無線通信にも力を入れる。後者ではすでに、業界最小クラスの低消費電力をうたうBLE(Bluetooth Low Energy)技術を開発済みだ。
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