くらし情報『"メディカルフーズ"で差別化、ファミリーマートが進める病院との連携』

2015年12月2日 12:46

"メディカルフーズ"で差別化、ファミリーマートが進める病院との連携

患者からは多くのアイテムが一つから買えるということで喜んでもらえている」(新規事業開発本部 医療・介護部長の福井弘彦氏)。

売上も好調のようだ。メディカルフーズは、医療の側面が強く、販売単価も高い。ターゲットを絞った購入動機の高い商品となる。一般的な主食系の食材を200円程度としても、500円~1000円ものがよく売れているのが現状だ。一人当たりの購入金額が大きく、まとめ買いで1万円以上の購入する顧客もいる。リピーターも多い。

こうした同社の取り組みは、コンビニの病院内出店においての強みになるかもしれない。
コンビニの進出先は、病院内にも広がっており、ローソンは「ホスピタルローソン」を展開、セブン-イレブンも同様に出店している。病院との密接な連携の点では、まだ競合のコンビニ他社はないとしている。病院側にとっても、いままでにないニーズを満たせるようになり、ファミリーマートを選択する理由になりえる。

2025年には5人に1人が高齢者になり、病院とコンビニのつながりは、より密接なものになるのは確実。今回の取り組みが、他社との大きな差別化要因になれるのか。コンビニと病院との連携の真価が問われるのはこれからだ。

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