くらし情報『JAMSTEC、3Dレーザースキャナーで海底熱水域の可視化に成功』

JAMSTEC、3Dレーザースキャナーで海底熱水域の可視化に成功

に搭載し、伊豆大島南方約20kmの大室ダシにおいて海域試験を実施。おとひめは大室海穴付近まで深度制御にて自航していき、海穴内部に潜入すると、高度制御により海底から15mの距離を保持して目的の測線上を逸脱することなく航行した。

この結果、大室海穴内部の多くの特異点を海中レーザースキャニングにより3D可視化することに成功。特にごく小規模のチムニーやマウンドなどが、従来の音響観測技術では表現できない精度で可視化され、また熱水噴出域では、通常のカメラ観測技術では撮影が困難な熱水噴出状態までもが複数、鮮明に可視化された。

さらに、これらすべての3D可視化画像からは長さ・面積・体積など、任意の幾何学情報を取得することが可能であり、チムニーの全高や頂部面積、熱水噴出の噴出高に至るまで、数cm単位での正確な計測に成功。1測線で全長600m、幅50mにおよぶ広範囲の海底地形が可視化され、AUVを適用する中距離からの新たな観測技術の実用性が示されたといえる。
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