くらし情報『全国58空港の2014年度売上高ランキング--羽田だけで58空港全売上高の半分に』

2015年12月11日 19:13

全国58空港の2014年度売上高ランキング--羽田だけで58空港全売上高の半分に

また、売上高も前年度比19.2%増加し、2位の北海道空港(新千歳)の2.8倍で、国内空港ビル会社58社の売上高の半分を同社が占めることなった。

売上高ランキング上位10社は2013年度調査と同一となり、大都市圏のほか、東京へのアクセス手段として航空機の利用が一般的な九州の空港ビルが上位を占めた。また、函館空港ビルデングは中国をはじめ、国際線チャーター便の就航が売上高増につながり、前年度比8.7%増で前年度10位から8位にランクアップしている。

売上高増加率を見てみると、但馬空港ターミナルが前年度比55.0%増を記録している。同空港は民活空港運営法に基づき2015年1月から全国で初めて空港運営が県から空港ビル会社に移管し、前年度比6,187万円増を達成した。2位の富士山静岡空港(同37.9%増)は、人気の訪日観光ゴールデンルート(東京、富士山、京都、大阪)を結ぶ拠点として、中国路線やチャーター便の増加が増加に寄与したようだ。

経常利益率ランキングは、1位は壱岐空港ターミナルビルが57.6%、2位は仙台空港ビルが33.6%となった。仙台空港は9月にコンセッション(運営権)方式による民間委託の運営権者として東京急行電鉄、前田建設工業、豊田通商などの企業連合と基本協定を結び、2016年6月をめどに完全民営化が予定されている。

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