2015年12月14日 09:00
ソニー「CAS-1」を自宅で聴き込んでみた - ほとばしるステレオ感、スピード感、ハイレゾ感に瞬間ロックオン!!
●「何となく鳴らす」のはもったいないほど本格派
9月にドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2015にて電撃的に発表されたソニー「CAS-1」。フルデジタルアンプを内蔵したセンターユニットと左右の2ウェイバスレフ型スピーカーからなる、ハイレゾ対応のコンパクトオーディオシステムだ。
CAS-1は机の上、PCの横に設置して聴く「ニアフィールドリスニング」に特化すると同時に、スマートフォンやウォークマンと簡単に接続できる「Bluetoothスピーカー」としても、さらには高音質なヘッドホンアンプとしても活用できる。本稿では、そんな欲張りなCAS-1を自宅で聴き込んでみた感想をお届けしたい。
実は筆者、ここ1年半ほどソニーの一体型ワイヤレススピ―カー「SRS-X7」を愛用している。SRS-X7はBluetoothとWi-Fiの両方が使え、アップルのAirPlayをサポートしているのが便利なのだが、使うにつれ一体型の宿命とも言える「ステレオ感の不足」が気になり出していた。そんなタイミングで現れたCAS-1には当然興味深々、大きな期待を寄せている。
○デスクトップリスニングを試す
CAS-1の開発背景を語るキーワードに「ニアフィールドリスニング」