Apple Musicによる音楽の楽しみ方の変化(前編) - 松村太郎のApple先読み・深読み
Appleの役員が披露した最新の数字では、有料会員数は1,100万人に上り、前述のSpotifyの有料会員数の半数を上回るようになった。iOSの「ミュージック」アプリと統合されている点で、非常に大きなアドバンテージがあるが、Appleとしては、世界の85%のスマートフォンのシェアを占めるAndroidユーザーを取り込むことで、さらに会員数を伸ばすことを狙う。
ところで、皆さんは音楽をどのように聴いているだろうか。
筆者は2001年にiPodを使い始めて以来、iTunesに音楽を蓄積してきた。CDからリッピングして音楽を貯めてきたが、だんだんiTunes Storeで音楽を買うようになり、現在それらの音楽は丸ごと、iCloudミュージックライブラリとしてサーバにアップロードしている。
お気に入りの曲の再生カウントは3桁を超えるものもあるが、そうした楽曲に付随するメタデータも含めて、なんとか15年間ファイルをキープしながら聴いている。
当然だが、物理メディアではないので、再生を繰り返しても、データの劣化などは理論上ない。逆に、少し音に深みが出てくる、といったアナログチックな変化があっても面白くはあるが、まあ、そんな事はない。